はーとぶれいく

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はーとぶれいく

初恋の彼は……何だかとっても印象が違う人だった。 「ガキがいっちょまえにこんな時間まで起きてんじゃねェよ。殴られてェの?殴ってやろうかぁ?」 笑顔は……笑顔だけはやたらと爽やかなのに。 「しかもあら!?良く見りゃあら!?オンナ!?オンナ連れてんの!?おこちゃまのクセに!?いっちょまえに!?」 顔だけ見れば、TVで歌って踊っててもおかしくないような感じなのに。 「コラてめェら。オンナなら俺にしょーかいしろ。つか蒼ガラス!お前はタバコだ。タバコ出せ」 何ていうか……ものすごく申し訳なくなった。
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