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きっと休日には優雅に飼い犬とジャレ合ってんだろう、とか。
絶対タバコは吸わないタイプに違いない、とか。
とんでもなく優しい話し方をするに違いない、とか。
俺、じゃなくて、僕、なのかなぁとか。
自分の中で勝手にイメージして彼を創り上げてただけのクセに、そのイメージと違ったからといってショックを受けるなんて傲慢にもほどがある。
でも。
だからといって。
「おねーさん、ちょっと顔見せてくれよ」
いきなりズカズカと近付いて来た挙句。
「俺のタイプだったらヤらせてくれる?」
「―――っ!?」
いきなり双子の間から手を伸ばされると、さすがに驚く。
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