1132人が本棚に入れています
本棚に追加
なんて積極的な人なんだろう!なんて感心は出来ない。
でも―――大丈夫だった。
「勝手に触ってんじゃねェよ」
伸びて来た手はあたしを掴むよりも先に、ハクによって阻まれた。
驚いたあまりに、のけ反り気味のあたし。
タバコを探そうとしてるんだろう、あっちこっちのポケットを探ってるソウ。
そして、自分の腕をガッシリと掴むハク。
順に目を遣った彼は、やっぱり惚れ惚れしそうな笑顔を浮かべた。
「……何、お前のオンナなの?」
そして、むっちゃ笑顔のままハクの顔を覗き込む。
最初のコメントを投稿しよう!