はーとぶれいく

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そんなソウに押しとどめられながらも更に軽口を叩く彼には、どうやら彼女がいるらしい。 まぁ、当たり前だろう。 だってアイドル張りの容姿だもの。 彼女いないなんて言われた方がウソ臭い。 最終的に「カラスのガードが固くてつまんねェ」とやっぱり笑った彼は「お前らそっちに引きこもってねェで、たまにはこっちに顔出せよ」なんて言いながら、来た道を引き返して……例のあの正面玄関へと消えて行った。 もしかしたら……いや、もしかしなくても。 この家の主は、彼なんじゃないかと思った。
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