1132人が本棚に入れています
本棚に追加
そんなソウに押しとどめられながらも更に軽口を叩く彼には、どうやら彼女がいるらしい。
まぁ、当たり前だろう。
だってアイドル張りの容姿だもの。
彼女いないなんて言われた方がウソ臭い。
最終的に「カラスのガードが固くてつまんねェ」とやっぱり笑った彼は「お前らそっちに引きこもってねェで、たまにはこっちに顔出せよ」なんて言いながら、来た道を引き返して……例のあの正面玄関へと消えて行った。
もしかしたら……いや、もしかしなくても。
この家の主は、彼なんじゃないかと思った。
最初のコメントを投稿しよう!