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いつになるかわからない。
けれどいつか、自分が死んだのだということに気づくことができたなら、彼の魂はすぐにでも浄化の道へ向かうことができるだろう。
冬弥はゆっくりと立ち上がり大きく空を見上げた。
それまで、大好きなバイクを走らせ、現世で叶えることのできなかったことを存分に果たすといい。
誰も、今の君の思いを妨げるものはない。
「さて、いよいよ僕もこれからのことを考えないといけないね」
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