とある滅びゆく国の小学生

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 きょうかんががうしろをふり向きました。 「えんごするぞ」  きょうかんが手で合図しました。てきに見つかってはやばいので、わたしたちは声を出さず、コクリとうなづきました。  ここからわたしは、あきちゃんとペアを組んで、すぐそこのがれきのかげにかくれました。すぐそこでは、てきがマシンガンをれんしゃしていました。わたしはそのうしろにそっと近づき、後ろからそいつの頭をうちぬいてやりました。ちをふんすいのようにふきだしながら、てきはくずれおちました。ちがわたしの顔に、すこしかかりました。さいわい、目には入りませんでした。 「きさま~!!」  すぐとなりでうっていたなかまが気づいて、わたしにショットガンを向けました。しかし、それをかくれていたあきちゃんが思いっきりジャンプしてハンドナイフで首元を切ってくれました。ちがはげしくふき出しながら、そいつはたおれていきました。 「ありがとう、あきちゃん」 「どういたしまして」  すこしちをあびたあきちゃんは、えがおでそう言いました。     
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