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───帰宅した私は特に何事も無く、普通に何時も通り過ごし。
夜にはお風呂と夕飯を済ませ。
私は寝るまでの間を自室でだらだらと過ごす。
明日の準備も済ませてベッドで横になり、目を瞑ると。
ふと浮かんでくるのは昼間のコンビニでの自分。
「(ぁぁぁあああああああああ!)」
私は両手で顔を覆うようにして、
ベットの上でのたうち回ってしまう。
「(なぁーにがチャンスだー!
アホー!アホすぎるー!)」
今冷静に考えれば、私の行動は意味不明すぎ。
何故私は、私の疑問を彼に聞いてみようと思った?
それに何て声を掛ける積りだったの?
“私。貴方の事が気になるんです。なのでお話しませんか?”って?
え?コンビニの入り口で?そんな事を?!
意味不明!意味不明ー!
「ぁぁぁ…。」
一頻りベットの上で暴れ。残念な疲労感を体に感じ始めた頃。
私は乱れたベッドを直し、部屋の電気を消す。
改めてベットの上に横になり、何となしにスマホを弄るも、
頭の隅には何時もの疑問に加えて、コンビニがチラつく。
…とても、アプリやラインをする気は起きない。
私はスマホを充電器に挿して。目を閉じる。
今日はもう寝よう。寝てしまおう。
ああ。この気持ちは何なのだろう。
この正体を知るためには、やっぱり彼と話すべきなのかな。
もしそうだとしても。
「(話すならコンビニの入り口意外、でね。)」
私はもし話し掛けるなら、何と声を掛けよう。
何と伝えれば良いのかな。
なんて事を考えながら、気が付けば意識は微睡みの中へ───
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