刀使いの巫女の妖退治

6/40
前へ
/40ページ
次へ
 カキンと刀を鞘にしまうとドアが引き裂かれた。それに生徒達が驚く。 「じゃぁ行くので中に入らない様にしておいてください先生」 「わかった。お前も気をつけろよ」 「ハイ」  楓は教室に入り、そして、鏡の中に入った。その中はどこを見ても 鏡だらけで、暗い廊下をずっと歩いている。  数分程歩いて楓が止まった。 「出てきなさい。相手になるわよ」 「おやおや。よく気づきましたね」 「!?」  声は楓の下から聞こえそいつは下から現れた。 「ピエロ」 「いかにも。ここは私の迷宮ミラーラビリンスです。さてあなたはここに 何をしにきたのですか?」 「・・・あなたが捕まえたうちの生徒を返してもらうわ」 「捕まえたとは人聞きが悪い。彼女は自分から入ったのですよ。まぁ 偶然ですけど」 「なら早く返して。そうすれば殺しはしないから」 「巫女のなのに物騒ですね」 「妖怪には容赦はいらないからね」 「それはそれは。ではお返しするとしましょう。ただ、他の人は できませんがね」 「他の学校の生徒達も」 「ええ。若い子は色々おいしいですから。特に女の子は」 「ただの変態か。しかたない殺すわ」 「おやおや返すといっているのに。ならこちらも対応しましょう」  ピエロの前に妖が現れた。 「この程度の奴らを呼んだ所で」  楓は一瞬で妖達を倒した。 「お見事。あなたの力は相当なものですね。わかりました。素直に 返しましょう」 「ありがとう。あと一つ聞きたいんだけど」 「何か?」 「ここに、魔法使いが来なかった?」 「魔法使い?はて、私はただの人しかとらえていないですからね。まぁ 魔法使いをとらえられればより、私の力も増すのですが」 「その様子じゃ知らないみたいね。じゃぁ帰るわ」 「どうやって?帰る方法は知っているのですか?」 「ええ。あんたを殺して帰る・・・のもいいけど、今回は普通に 帰るわ。まぁ次は容赦しないからね」 「それは怖いですね。ではまた」  楓は迷宮から出た。そこにはとらえられてた生徒がいた。先生に 報告し、この事件は無事に終わった。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加