3章 心に傷を負った少年

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 するとお昼が近いということもあり、フローラは台所でランチの準備をしている。一方ケビンはソファーに座り、今話題のドラマを観ているようだ。 「あら、香澄にメグ。2人ともゆっくり出来た? もうちょっと待っててね、すぐにランチが出来るから」 「あっ、私たちも手伝いましょうか?」 「いえ、大丈夫よ。明日以降はお願いすることもあると思うけど……私が家にいる時は基本的に私が作るから、2人とも安心して」 “一応自炊は出来ますので……”と伝える香澄とマーガレットだが、“家にいる時にはのんびりして良いのよ”とフローラに言われてしまう。フローラの好意に甘えることにした2人は軽く挨拶を済ませた後、食事が出来るまで各自部屋で休憩していた。
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