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そう言ってマーガレットは左手の腕時計を確認すると、時刻は午後0時55分。間もなく香澄の午後の講義が始まる時間だ。
「……おっと、そろそろ講義が始まっちゃうね! それじゃ私は行くわね。……今日も夜までバイトだから、夕食は適当に済ませてね!」
「えぇ、分かったわ。それじゃまたね、メグ」
「うん。バイバイ、香澄」
元気よく席を立つマーガレットを見送り、香澄は午後の講義の準備をするため、教室へと向かう。太陽の日差しがギラギラと照らすなか、彼女は軽い食後の眠気に襲われる。
「……たまにはのんびりしたいわね」
両手で口元を塞ぎながらそうつぶやいた香澄は、バッグに入れているミント味の飴を1粒口に入れる。口の中で“コロコロ”と動かしながら、彼女は午後の授業に向けて準備を進めていく。
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