8人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
『用語補足説明』
心理学……人間の行動心理について学ぶ学問。一般的に難しい学問として認識されているが、恋愛や職場など一般社会の中にも活用することが出来る。
臨床心理士……(臨床)心理学に基づく知識や技術を用いて、クライアント(患者)の心の悩み事を解決する専門家。この職に就くためには大学で心理学を学び、資格を取得しなければならない。一般的に心理職と言うと、臨床心理士のことを指すことが多い。なお精神科医のように、クライアントへ薬の処方をすることは出来ない。
カウンセラー……心理学に基づきクライアント(患者)へアドバイスすることで、心のケアを行う人のこと。臨床心理士より敷居が低いことが特徴。しかし心理職の信用度においては、臨床心理士の方が高い。
心理療法……相手と対話することにより、心の悩み事を解決させる治療法の一種。薬を使用しないことが特徴で、カウンセリングと呼ばれることもある。
認知療法……1963年に精神科医のアーロン・T・ベック博士が提案した心理療法。人の考えを変えることにより、心の負担や苦痛を和らげることが出来る。苦痛を感じている人の考え方というものは、硬直化しやすく歪んだものになりやすい、という考え方がある。うつ病や薬物依存症をはじめ、ストレス障害や人間関係のトラブル改善などといった治療効果が得られる。
アーロン・T・ベック……アメリカの医学者かつ精神科医で、ペンシルバニア大学現教授(1921年~)。うつ病の認知療法の創始者でもある。
オール・オア・ナッシング思考……認知療法による考え方の一つで、成功or失敗という二者択一しか認めないという、極端思考のこと。
結論の飛躍……認知療法による考え方の一つで、結果を急ぐあまり、無理矢理結論を出してしまう考え方のこと。
読心術……認知療法による考え方の一つで、何も根拠がないのに、自分の中で勝手に相手の考えを決めてしまうこと。
最初のコメントを投稿しよう!