命の天秤『補足説明一覧』

第1幕 序章(1章) 補足説明一覧

　　　　　　　　　　　　　　『アメリカと日本の違い』

1. 日本では学校を3学期に分けているが、アメリカではセメスター制と呼ばれる2
学期を採用している。9月から12月までを冬学期、翌年1月から5月までを春学期と呼ぶ。
　そのためアメリカでは、6月から8月までの3ヶ月間は夏休みとなる。アメリカの高校は5月から6月に卒業することが多く、大学へ入学するのは冬学期の九月以降となる。同様の理由から、日本人留学生も9月に入学することが多い。また入学時期が、9月と1月の2回に分けられている。

2. 日本とアメリカでは時差が異なる。その差はアメリカの州によって、若干異なる。今作の舞台ワシントン州シアトルでは、日本より17時間ほど遅れている。日本時間 午後20時00分と仮定した場合には、シアトルでは午前3時00分となる。

3. アメリカでは相手のことを「〇〇君」「〇〇ちゃん」と呼ぶことはあまりない。相手が子供であっても、名前(ファーストネーム)で呼ぶことが多い。そのため相手のことを苗字(ファミリーネーム)で呼ぶことも、あまりない。
　だが本作ではそういった名前の呼び方に対し、あえて日本風の呼び方(「〇〇君」「〇〇ちゃん」)に変更している。また呼び方以外にも、アメリカ風ではなく日本風に合わせている部分はある。