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俺が浮気現場だって疑わない事を分かっていたからかわざと俺の怒りに触れるような事をする。
そして極めつけは「次は三条優紀くんの生着替え動画!お楽しみに」とメッセージが来た。
俺は明日アイツと会う約束をした。
最後に「重装備で来ないと命の保証はないからな」と送った。
脅しではない、アイツを殴らないと気がすまない。
優紀の乳首が…あの野郎、許さない…
そして優紀が帰ってくる音がして、玄関に向かった。
そして怒りが沈まないし、優紀を見るとムラムラするしで結果優紀を襲った。
「つまり、俺は八つ当たりされたのか?」
「…優紀は悪くねぇのは分かってたんだけどな、悪かった」
「…………で、無理矢理襲った理由もいきなりバスケ部に入った理由もなんとなく分かったが、今日…お前とその人が抱き合ってる姿見たんだけど」
「いくら優紀でもその気持ち悪い勘違いはやめろ、あれは違う」
「…違う?」
翌朝、優紀に悪い事をしてしまったと反省した。
抵抗したからか手首がうっすらと縛られた痕が出来ていた。
優紀が起きるまで傍に居たいが、今日は用事があり早めに学園に行く事にしている。
上条にバスケ部に入ると電話で伝えていて、それなら朝練から少し参加する?という上条の申し出に頷いた。
運動は激しいダンスで慣れているから悪くはないだろう。
そして体育館で俺は軽いゲームをした。
背が一番高い先輩がダンクシュートを決めていたから見よう見まねで俺もやってみた。
するとバスケ部の部員達から大歓声をもらった。
そこまでか?と思ったが悪い気はしなかった。
そして一緒に教室に行こうと言う上条と一緒に教室に向かう。
その間ずっとさっきの話ばかりで苦笑いした。
才能あると言われてもいまいちぴんとこない、ろくにルールも知らないし…俺はただの凡人だよ。
教室には勿論優紀が居て上条と別れて優紀に謝ろうと近付いたが、ふと視線に気付き後ろを振り返るとアイツがニヤニヤ笑いながら手を俺にしか分からないように小さく手を振るから眉をしかめて椅子に座りイヤホンを付ける。
優紀に話しかけるとアイツまた優紀の写真を撮りかねない、まぁ寮一緒だしその時に謝ればいいか。
そして昼休み、俺はアイツを呼び出したから上条の誘いを断りすぐに教室を出た。
「なんだ、浮かない顔してたから浮気仲直りの写真撮れると思ったのに」
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