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「優紀が目が覚めるような事してくれるなら今すぐ起きるけど?」
飛鳥がそんな冗談を言い、お互い笑い合う。
飛鳥だけじゃない、俺だって我慢出来るほどいい子じゃないからな。
そして寮の部屋に戻り、飛鳥は眠気が覚めるほどの怒りを露にした。
待ちくたびれてソファーで寝息を立てる紫乃と始を引きずり落とした。
人に頼んどいてそりゃあないだろと苦笑いする。
飛鳥が二人を叩き起こし部屋から追い出した。
「全く、アイツらは…」
「まぁそれが紫乃と始だからな」
「……もう諦めた、邪魔したら追い出すけどな」
最後は呆れた様子で低くそう言った、俺ももう諦めている。
時計を見るともう夜中か、明日大丈夫だろうか。
飛鳥を見ると飛鳥はニッとやらしく笑った。
飛鳥は大丈夫そうだな、そしてまだ元気があるそうだ。
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