7048人が本棚に入れています
本棚に追加
/805ページ
……あ、そうだ断りのメール送るの忘れてた。
心配するだろうし、ずっと俺を待っていたら二人は何も始まらない。
すぐに返信すると、既読が付いた。
これでよし、さぁこれで思いっきりいちゃついてくれ!
一人で満足そうにしていたら、河原に変な顔をされてしまった。
気を取り直して話題を変えようと、咳払いした。
「あ、そうだ…河原…SNSやってるか?」
「………公式の以外ならないな」
「公式?…やってないの?」
「お前がやってって可愛くおねだりしたらアカウント作ってやるよ」
よく分からないが、河原はSNSのアカウントがないそうだ。
何処までも俺様だな、コイツは…
可愛くって、俺が?そんなキモい事出来るかよ。
でも連絡先を知っといた方がなにかあった時便利なんだよな。
電話よりSNSの方が手軽で簡単だからな。
「河原、やって」
河原の首元に腕を回して首を傾げる。
なにが可愛いのか知らないが、半分ヤケクソのようなものだ。
どうだ、俺がやると気持ち悪いだろ。
河原だって男にされても嫌なだけだろ。
俺も自分が気持ち悪いって思っているんだから…
最初のコメントを投稿しよう!