オムレツ
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オムレツ
どうしようもない後悔と 吐き捨てた恨み辛み そいつらをドロドロに掻き混ぜて 芳醇な空笑いで包み込んだ 君は向かい側に座り フォークとナイフで そおっと 表面を切り裂いた 流れ出た悲しみを 不味そうな日々を 君はちょっと笑って 飲み込んだ 差し出された一欠片 死にたいと思った夜でさえ 懐かしいバターの香りがしたんだ
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