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【神のルール】
「人魚は同じ人間には二度と会えません。これは海の神がつくったルールなんです」
「いったいなぜ!?」
「種族を超えて愛し合ってはいけないんです。もし私がアドルフの胸に飛び込んだら神の怒りをかいます。
そして神の力で大波に襲われてこの街は消えてなくなります」
「そんな・・・」
「ちょうど話の終わりに小鳥が来ました。私はもう海へ帰ります」
「あっ!」
茶色だったアマーリエの髪は長く輝く金色へ変化していった。
そして靴が似合うと思った白い足も魚の半身に。
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