一番てっぺんに!

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 ムツヤ・バックカントリーは今、外の世界に出て来て早々パンツ一丁にされてしまった。  月明かりに照らされるムツヤ少年の前にはオークが3人。その内1人は人間の美的感覚で見ると美人だ。  拾った本で外の世界の事を勉強していたムツヤは最悪の展開に気付いてしまい、一瞬で血の気が引いてしまう。 「あ、あの、オーグさん、ひとつぅー…… いいですか?」 「なんだ」  ムツヤは今にも泣きそうな、震えた声でオークへと質問をする。 「ご、これから私は、あのー、いわゆる『っく、殺せ』って奴んなるんでしょうか? お、おれ、外の世界で女の子とは、ハーレムしだかったのに、お、オーグに」 「何を気持ち悪いことを言っているんだ馬鹿者!!」  女のオークは顔を怒りと恥ずかしさで顔を赤くしてムツヤを怒鳴り散らす。  どうしてこんな状況になってしまったのか、それは少し時間をさかのぼって説明をする事になる。 cc9dac71-18a5-42f4-ac7c-d0299307bace(イラスト:太極剣先生)
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