62/62
前へ
/62ページ
次へ
噴水の音が川のせせらぎのように清々しくふさには聞こえる。 何だか辺りが騒がしくなってきたようだけど民子はまだかしら…… 「きっと次の電車に乗っているのだわ」 ふさは市営住宅の当選番号の書いたカードを何回も何回も飽かずに見つめていた。 ☆完結★
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!

51人が本棚に入れています
本棚に追加