11.ライバルを出し抜くには経穴のパワーを手に入れろ!

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(今日は、朝から大変だな…) 季節は俺の好きな秋になった。 秋になってもまだまだ暑い。 今日は専門学校の学園祭である。 慌ただしい職員室の中、安斎行人もその慌ただしく走り回る1人だった。 今は学生からポスターのコピーを頼まれて輪転機の前で印刷が終わるのを待っている。 するとまた男子学生がやって来て、彼にお願い事をする。 「安斎先生ー!マッキーないっすか?マッキーペン!」 「持ってるから、少し待ってろ!」 印刷した紙とマッキーを渡すと、また違う30代の女性の学生が職員室に来た。 「先生ー!ハサミ貸して下さい!」 「あぁー分かった分かった、はい!」 ハサミを渡すと、バタバタと学生は職員室をあとにした。 すると東先生が笑いながら話し出した。 「先生、今日の1日は長いっすよー!」 「ほんと、そうだと思います。」 初めて体験する学園祭。 俺の担当する夜間2年生は焼きそばを作る。 クラスの学生は10代から60代まで幅広い年代がいる。そのせいか若者は年長者に従い、クラス的には平和であった。
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