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祥悟の表情にも変化が起きている。
眉を顰めて若干嫌そうだったのが、せつなげに蕩けていった。
ん……ん……と小さく喘ぎながら、くねくねと身を捩る仕草が可愛らしい。
指先で尖りきった蕾を摘もうとしたが、滑って上手く掴めない。
「も……っやめ……ろって。なんか、変に、なる……っ」
「それって、気持ちいいって、こと?」
「ん……っぁ……わっかんねって……むずむず、する」
祥悟が切羽詰まった声をあげる。智也は指で弄るのを止めて、祥悟の腰を抱き寄せた。
タオルを巻いて誤魔化してはいるが、智也の息子はもう完全に勃ちあがっている。祥悟の腰を引き寄せると、太ももに硬いものが当たった。
……これ、祥悟の……だよね?
反応しているのは、どうやら自分のだけじゃないらしい。祥悟は焦って腰を引こうとしているが、智也は気づかないフリをして、ボディソープのボトルに手を伸ばした。ワンプッシュ、手に出して両手で泡立て、祥悟のお尻を両手で包む。
「……っどこ、触ってんだよ」
「え。お尻。……洗うよ?」
尚も腰を引いて逃げようとするのを許さず、小さな丸みを撫で回した。
きゅっとほっぺの凹んだ形のいいお尻は、すべすべしていて触り心地がいい。腰から尾てい骨付近を繰り返し撫でると、気持ちいいのか、祥悟は智也の腕にしがみつくようにして腰を揺らした。
「小さいな、君の尻。この辺、気持ちいいだろ?」
「……ん……ぅん……そこ、触られる、と、ぞくぞくって、なる」
「ここ、君の性感帯だね」
「……っん……女も、ここ、弱いのかよ……?」
「人にもよるけど。彼女はこの辺、気持ちいいって言ってた」
祥悟が顔をあげ、潤んだ目で見上げてくる。
「……惟杏、さんが?」
「うん。あ……。俺が言ったって、彼女には内緒だよ」
「一緒に、……っシャワー、浴びたんだ?」
智也は首を傾げて考えた。
……どうだったっけ。あの時は無我夢中だったから。一緒には、浴びなかった……かな。
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