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俺が外に何度が連れ出したことが幸を成したのか涼子は平日にも一人で外に出かけるようになった。
どこに行っていたのか聞くと、どこでもなくただ気の向くままにぶらぶらしたり、公園へ行ったり、図書館に行って本を読んだりしているようだ。
涼子はあれからいつもTのネックレスをつけていてくれた。
だから俺もRのネックレスを肌身離さずつけるようにした。
涼子がTのネックレスをつけてくれているのを見ると俺は幸せな満たされた気持ちになった。涼子が俺のことを想ってくれているのだとそう感じることができた。
休みの日。その日も俺は昼から涼子の家を訪ねようと思っていた。
涼子の家に行く前に涼子の好きなチョコレートケーキを買っていこうかと考えていたとき、携帯が鳴った。
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