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くちゅ、くちゅと湿り気を帯びた音と唾液が唇の隙間からこぼれていく。いつの間にかシャツのボタンが外されて…芳樹さんの大きな手が僕の胸をやさしくなでる。指が小さな突起に触れた時、体が勝手にびくびくっと震え、自分の声とは思えないような甘ったるい声が漏れた。
「気持ちいい？」
いや、いや、と頭を振っても、疼いてくる。胸の尖りをくりくりとつままれ、爪でひっかかれて、身もだえているうちにシャツが脱げていく。
「きれいだ。真っ白で、なめらかで。ほら、ここがおいしそうに赤く染まっているよ。」
芳樹さんはそういうと、ツンと立ち上がったそこを口に含んだ。さっきのキスみたいに、やさしく吸い上げては舌を這わせ、周りをくるくるとなめまわす。
「あっ、あっ、だめぇ…」
「こっちも蜜があふれて…力弥君の体は全部おいしそうだ。」
そう言いながら芳樹さんは僕のそれをつかむと先端からあふれてきたものを塗り込むように親指をくるくると這わせた。
「ひぁぁっ。いいっ…気持ちい、い…」
「感じやすいんだね。かわいいよ」
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