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これまで、学校で同級生が雑誌のグラビアや付き合っている女の子とのあれこれで話が盛り上がっていても、僕は正直、興味を引かれたことがなかった。ばあちゃんと同居していたせいなのか、親友たちからは「老境の域」とからかわれるくらいで、自分で欲求を処理することも滅多になかったのだ。 なのに、芳樹さんにそういう意図を持って触られた瞬間から、生まれて初めてスイッチが入ったみたいに、体が気持ちよさを貪欲に欲しがっている。
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