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そんな日常が何日か続いた後、何十年ぶりという寒波がやってきて、街は大雪に見舞われた。春ばあも、この雪じゃ、おかずを持ってこられないだろうな。雪にうずもれてひときわ静まり返った部屋に、スマホの通知音が鳴り響く。治樹たちからのメッセージだ。 「そっち、雪は大丈夫か?」 「リキちゃんちの雪かき、つらくね?俺、ひまだから手伝うよー?弟たち連れて」 「りき、ごはんちゃんと食べてる?」 僕はいつも通り、「大丈夫!」とどや顔で親指を立てているキャラクターのスタンプだけ返すと、スマホの電源を落とした。
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