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三人目 記憶とワガママ
今までの時間は セピア色になって
私の頭の中の 宝箱に入っている
良いことも 悪いことも
楽しいことも 悲しいことも
今まであった全てのことがしまいこまれている
記憶の宝箱を開ける
沢山の想い 沢山の時間 そして 大切な存在
けど 今までの色褪せても 沢山詰まっていた宝箱は
だんだんと いっぱいいっぱいになって行く
色褪せた記憶を残し 新たな想い出が消えていく
そのことに嘆いたのは いつの日か
私も 歳をとりました
様々なことを忘れてしまう
あったことが 無かったことになってしまう
けど 貴方との… 貴方達との大事な記憶は 消えません
むしろ より鮮明に思い出せます
早く 貴方に逢いたい 貴方達と笑いあいたい
こんなことを思う私を
貴方は… みんなは…
咎めますか? 怒りますか?
きっと 怒り咎めますね
だから私は ワガママを言います
あの頃のように 笑って出迎えてくれるように
今を精一杯生きていきます
みんなに逢うために 貴方に最高の笑顔を見せるために
だからもう少しだけ
待っていてくれませんか?
私の 灯火が絶えるまで
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