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『はっ! なんか、変な夢見た!!』 目が覚め、心臓がバクバク鳴っている。 辺りを見回すと、獅子殿がいた。 『!!』 え、なんで?ここ、どこ? おじさんの部屋じゃないし、引っ越しした私の部屋? イヤ、何か違うような?? 『ここ、どこ?』 知ってるような気もするけど。 『モエー、目が覚めたのか? ここは俺の部屋だ。』 『え!なんで? どうしてライオネスさんの部屋にいるの??』 『俺が連れて来た。 モエーは俺の伴侶になったからな。』 え?伴侶? そんな事言われた気もするけど、私承諾したことになっているの? 私ヤバイ? 貞操の危機なの?! 『モエー、俺の唯一のツガイである伴侶。 愛してる。 生涯護ると約束するからな。』 うわ~!ど、どうしましょう! こっちの世界の結婚ってどうなってるの? 事実婚なの? やっぱり、私は今、危機なの??? 『じ、治郎おじさんが帰ってきてから返事したいんですが、、、。』 『大丈夫だ。 ジローには知らせを飛ばしたからもうすぐ戻るぞ。』 『そ、ソウデスカ。』 時間を稼ぎたいんですけど、逃げ道塞がれちゃってます?! うわ~ん、このままじゃ私、異世界で就職する前に【永久就職】する事になりそうなんですけど? もっと時間を下さい!!
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