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『 持って行く物はこんなものかな?
モエー、準備オッケー?!』
『あー、ちょっと待って、おじさん!
あ、あのハンドクリームも持って行こう。
そうだ、トイレットペーパーも欲しい。
あそこの紙って、酷すぎよね。
鼻かんだら赤くなるし、ゴワゴワし過ぎよ!
箱ティッシュもいるし、お化粧用のコットンとか、えーと、あ!
生理用品!!
危ない危ない、忘れたら悲惨な事になっちゃうわ!!
それから、えーと、、、。』
いるものを集めたら、大量になってきた。
持っていけるかな?
おじさんの魔法の袋に入れてもらえれば嬉しいんだけど、食材とか、かなり入れたから入らないかも?
うーんうーん、唸っていると、目の前に布がヒラヒラ揺れた。
『?おじさん、何?』
『就職祝い。
萌子の魔法の袋だよ。』
『え!
有り難う!嬉しい!!』
『魔力の量で内容量が変わるから、まだ大して入らないけど、入れてみて?』
『うん!
あ~、ドキドキする!!』
一番手前にあったトイレットペーパー12ロール入りを入れようとする。
見た目的には完全に入らない。
けど、、、、、、。
『おじさん、入らない!!』
たったこれだけも入らないなら、普通の鞄と大差無いんじゃないの?
私の魔力って、もしかして零パーセント?!
『萌子、焦らないで。
んー、パソコンとかでデーターしまう時、フォルダ作ったりするだろう?
そんな感じで入れる棚をイメージしてごらん?』
うん?
えっと、トイレットペーパーは雑貨だから、雑貨の棚にしまう感じ?
そう思ったら、突然手に持ってたトイレットペーパーの感触が消えた。
え、入ったの?
魔法の袋をじっと見ると、頭に文字が浮かんだ。
【雑貨ーートイレットペーパー×1】
うん、入ってるよ。
『うおおぉぉぉ!!
おじさん、入った!入ったのぉ!!』
『うん、良かったね。
でも萌子、女の子なんだからもうちょっと、おしとやかにね。』
おじさんの好みは知りません!
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