あらすじ

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青年ブロー・フラムは容姿や魔力に悩みながら、立ち寄る村や町の困りごとの解決、魔物退治をしながらあてもなく旅をしていた。 ブロー・フラムは真っ青な炎を操る唯一の人。 火の力は真っ赤に燃える”赤き炎”、水の力は静かに流れるような”青き水”、地の力は豊かな大地を思わせる”大地の緑”。それなのにブロー・フラムは深く軽やか、制御できなければ全てを溶かす青い炎。 ブロー・フラムは極力人前で魔法を使わずに剣を使って旅を続ける中で、何者かに襲われる訳あり少女ミラと出会う。ミラとの旅は、新たな刺激を味わうに十分だった。 次第にミラと仲を深め、兄妹のようだと言われるようになる。町の屋台を楽しむミラ。初めてだと微笑む彼女をブロー・フラムは守りたいと強く願う。ブロー・フラムには幸せのひと時すら、死神の足音が聞こえていた。 ミラは王族の娘。望まぬ後継者争いに巻き込まれたミラを守ると決意した矢先、敵に奪い取られた。傷心のブロー・フラムの耳に入ったのは、敵と魔物は手を組んで少女を攫う噂。 一方でミラは敵の目的を知り、必死に逃げ出す算段を考える。 ブロー・フラムは酒場で聞いた話から、少女を捕らえたと言われる館を 襲う。 街には”正義の青き炎”の噂が飛び交う。同時に行方不明だった少女たちが見つかり、証言から敵は魔王の復活で世界征服を望むこと、少女たちは生贄だったことが判明する。 人々は恐怖を抱く。魔物が街に溢れ出す。敵は魔王を復活させたが、魔物に裏切られてしまう。一歩のところでミラを助けられず、悔しがるブロー・フラムへ、虫の息の敵は魔王を倒すことを依頼する。 ミラを助けるために、ブロー・フラムは立ち上がる。 剣に魔法をまとい、ミラに綺麗と褒められた魔法を使い、死力を尽くし、魔王を倒す。 数ヶ月後、王の隣にはミラの姿が。人々へ手を振る王女ミラ。ブロー・フラムはニヤリと笑って次の旅へ向かった。
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