【悪魔が書いた超・短編小説】

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『よし! じゃあ、少し待っておれよぉ…』 悪魔は、そう言うとブツブツと呪文らしきものを唱え始めた。 数秒後… 何と! パソコン横のプリンターが勝手に『ブゥーン』と作動し始めて! 一枚の紙を吐き出したのだ。 (いやぁ、そのプリンターも紙も相当に汚れちまってる。まあ、本当に久しぶりに使うシロモノだし、何よりこれもパソコン同様に『借り物』だし。本当!貧乏がニクいよ!笑) さて。 その紙を見てみると… そこには、こう書いてあった…。 ~~~~~~~~~ R氏は、朝食の準備をしながら朝のニュース番組を見ていた。 アナウンサーがニュースを読み上げる。 「先日、発見されたダボンチの幻の名画が来週、いよいよオークションにかけられる事になり、相当の高値が付く事が予想されます」 「幻の名画か…」 R氏は、ふと絵画が好きだった昔の恋人の事を思い出した。 「さて。花粉症の季節です。外出の際はマスクなどの対策を十分に行って下さい。それでは、今日の占いコーナーはCMの後で」 番組がCMに入った。 R氏は朝食を食べながら、昔の恋人の事を考え続けていた。 「彼女… 元気にしてるかなぁ…」 R氏は… 久しぶりに彼女に会いたくなったのであった……。 ~~~~~~~~~
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