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「………………だから……、
今度はおれが…………! おまえら鳥どもを全員、
喰いつくしてやるッ!!」
彼は一瞬で青い鳥を鷲掴みにして捕まえると、
今度はそれを一心不乱に凄まじい形相で生のまま喰らいつく。
首を喰い千切って血まみれになりながら、
骨をバリバリと噛み砕く。
異様な生臭さ、
羽根ごと喰うパサパサ感。
それでも彼は一向に喰うのをやめようとはしない。
むしろ美味しいと感じる自分がどこかに芽生えてきているのが恐ろしかった。
まるで手を止められない。
そして、
やがて彼は喰い散らかしきった後に意識を失って倒れたのであった………………………………。
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