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都心から離れた郊外の地下空間のとある避難民居住区にて、
義勇軍が結成されることとなった。
「聞けぇい! 同志諸君よ!!」
指揮をとったのは人食い鳥対策局の研究者でもあり珍しい女性隊長でもある霄香帆(おおぞら かほ)だった。
長い黒髪を後ろでくくったポニーテールに、
白衣をまとった壮麗な姿をしている。
「我ら人類が鳥どもから侵略を受けて、
早10年! 我々はヤツらに餌にされ続けるばかりだった!!」
避難民キャンプからの新たな入軍希望者に向けて開かれた集会にて、
女性でありながら堂々とした大声で演説をする霄香帆。
「だが、
我ら義勇軍はついに反撃の手段を開発した! それがこの”微小管(マイクロ・チューブ)繊維スーツ”だ!!」
そこで彼女は白衣をサッと脱ぎ捨て、
下に着こんでいた新兵器スーツをお披露目する。
彼女自身が開発したらしいその
スーツはまるで、
全身にワイヤーでも巻いてるような素材で出来ていた。
言うなれば鎖カタビラみたいでもあった。
どうやらそれで鳥たちの嘴や爪からの攻撃から身を守るようだった。
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