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「今度は我々こそがあの鳥どもを喰いつくす番なのだ! これより義勇軍は”焼鳥軍”と名乗り、
行動を開始する!」
霄香帆は高々と拳をかかげて、
民衆の支持を仰ぐ。
「いよいよだ……この俺の手で家族を護るんだ…………。
俺たちは絶対にあの広い空を取り戻す!!」
その呼びかけにいち早く反応したのは、
今年で15歳になった小鳥遊一ら等の若者だった。
あれからというものの、
最初の飛行機事故の唯一の生き残りである小鳥遊一は救助されて地下で生き延び、
いつか義勇軍へと参加するこの機会を待ち続けていたのだった。
集会は大歓声に沸き、
生き残った若者たちの大部分が参加することとなった。
男はかなりの人数がすでに喰われてるだけもあって、
女性の入隊希望者も多かった。
まさに残りの人口を賭けた最後の大勝負である。
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