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これが我らが”焼鳥軍”の戦闘服! 制服そのものが飛行機構であり、
同時に武器でもある代物。
古来より人間の体の一部である”服”という名の究極の発明だ!」
実戦訓練の監督をしている天才物理学者の霄香帆が嬉しそうに語りだす。
実際、
一人一人が空を泳ぐ術を身につけている光景は圧巻だった。
それも、
重い固定翼や動力に頼るのではなく、
まるで自転車にでも乗るような気分で宙を駆け回れるのである。
昔から人が鳥のように飛ぶのは人類の夢ではあったが、
人間の質量と筋肉では羽根を生やしたところで飛ぶことは航空力学的に不可能だ。
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