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「おれ、
大きくなったら絶対にパイロットになるんだ!! こんな広い空を飛び回ってみたい!」
小鳥遊一は窓の外の景色にいつまでも釘付けにになりながら両親に将来の夢を語る。
「うふふ、
じゃあこれからはたくさんお勉強しないといけませんね」
離陸後もずっと窓から顔を離そうとはしない小鳥遊一を横目に本やら新聞やらを読みはじめる両親。
「ん? なんだあれ…………?」
その時だった。
なにやら謎の飛行物のような影が一瞬、
窓の外を横切ったように見えた。
しかし、
周りを見渡しても両親や乗客の誰も気付いた様子は無い。
なにかの見間違いではないかと思い、
再び窓の外を確認しようとしたその時だった。
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