0人が本棚に入れています
本棚に追加
この世のものとは思えない光景に理解が追い付かず、
うすぼんやりと鳥たちに覆い尽くされてゆく窓の隙間から見える青い空の最後の光を眺めていた………………………………
「ゲボッ……ガハッ…………」
異臭に目を覚まし、
気がつくと周りは瓦礫だらけになっていた。
身体は半分埋もれていて、
必死に這いずって起き上がる。
どうやら小鳥遊一の乗っていた飛行機は墜落してしまったようだった。
奇跡的に彼だけが生き残ったようで、
辺りには他の乗客たちの遺体がバラバラに散乱していてその肉にさっきの鳥たちが群がって貪っている。
どうやらコイツらは信じられないことに人間の肉が目当てだったらしい。
最初のコメントを投稿しよう!