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「…ごめんな、寂しい思いさせて」 少し身体を離した史弥は、私を優しい眼差しで見下ろしながら零れ落ちた涙を拭ってくれた。 私の顔を覗き込んでいた史弥の唇に、自分のそれを押し当てた。 「…っ」 すぐさま唇を割って侵入した私の舌を受け入れるように絡まる史弥の舌。 「…んっ、ぅ」 交じり合う熱い吐息に、胸が焼けてしまいそう。 どれだけそうしていただろう。 無我夢中で(むさぼ)るようなキスを繰り返したせいで、足に上手く力が入らない。 唇の隙間に、乱れた息が絶え間なく出入りする。 骨抜き状態になっている私の身体を軽々と抱き上げた史弥は、そのままベットの方向へと向かった。 「…甘えてくる瑠唯、すげー可愛い」 トサっと身体がベットに降ろされたと共に落ちてきた史弥の甘い言葉に、下半身がずくんと(うず)いた。
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