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なのに、脇腹を掴まれうつ伏せで尻を高くあげる体制にさせられる。
碌な抵抗もできない。
違う。俺はクロード様に抵抗をした事は数える位しかない。
出来ないのだ。
すでに緩んでいたそこにクロード様が入ってくる。
奥まで入った先で、更に奥に押しやられた球が最奥を穿つのが分かる。
衝撃に耐えかねて、悲鳴じみた声を上げる。
中でクロード様と球がごつごつと当たっているのが分かる。
そのまま、腰を打ち付け始めるクロード様に、俺はただ与えられる快楽を享受するしかなかった。
肩で体重を支えることすら難しく、もはや尻だけが浮いている様な状態だ。
「あっ、あっ、やぁッ…、クロード様、クロードさまぁっ。」
必死に名前を呼ぶと、「ノア……。」と返される。
それで少しだけ安心する。
どんなことをされても、クロード様ならと思ってしまうのだ。
俺を拾ってくれて、一緒に生きたいと願ってくださった。
そのクロード様が俺の名を呼んでくださる。
ぐちゅぐちゅといやらしい音が室内に響く。
聞えるのは、パンパンという肉がぶつかる音と、耳障りな自分の喘ぎ声だけだ。
クロード様は俺に覆いかぶさって、耳を舐める。
耳に入ってきた舌に音でも犯されている気分になる。
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