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「だから、付き合うって言ったのに。 拓翔先輩とすれ違ったわ。 怖い顔してたから、なにかあったのかと思ったけど。 案の定、か。」 突然頭の上から声が零れてくる。ついでに暖かい手も降りてきた。 「樹菜……席取りは……」 「ばかね萌は。今は勉強より泣くところでしょ。 思いっきり泣きなよ、意地っぱり」 うん、と頷き日記帳に顔を埋めた。 完
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