第Ⅱ部 黒い雌鶏の秘宝

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 激戦の後、ナンテオ族とマルク達が優勢に。  一転、不利となったその状況に、ペルナンドロは最後の手段として〝黒い雌鶏〟を生贄に捧げる魔術で強力な悪魔を呼び出すが、マルクも『ゲーティア』を用いて序列67番・一角公アムドゥシアスを召喚し、その音楽で木々を操る力でジャングルを丸ごと武器にして対抗。ついに捜索隊を敗走させる。  その際、マルクに親しみを感じ、残ろうとするイサベリーナもハーソンの手で強引に連れ帰られる。  聖地と財宝を守り抜いたウラタロらナンテオ族に別れを告げ、序列57番・豹総統オセの幻覚を見せる力で黄金都市〝ナンテ・オ・カーン〟を人の目から隠すと、『黒い雌鶏』の写本を出版する際にも「宝へと導く〝黒い雌鶏〟の正確な育て方は割愛する」ことを約束し、マルク達もトリニティーガー島へ帰って行くのだった。
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