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「っっきゃーーーー!!!」
私は叫ぶと同時に手にもった傘と懐中電灯を投げつけ一目散に走り出した。
もしかしたら何てなかった!
よく考えればあんな足跡、少女のわけがない!
きっとあいつはラジオで言ってた女子高生切りつけ犯だ!
逃げながら自分を攻める私。
そのせいか暗闇で見えなかった泥に気づかず、足をとられ前に滑り込むように転ぶ。
「っ…痛っ!」
立ち上がろうとするが足がズキズキするせいで力が入らず何度も座り込む。
そんな私に男はあっという間に追い付き、暗闇から現れる。
男はまたニヤリとし、私にゆっくりと手を伸ばした。
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