-Imanu'el-

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 神は我らと共に在る。  神は我らの内におられる。  神を宿すというその(ことば)が、翼を広げる神子(みこ)の名となる。  神に創られし翼が、神の造りし悪魔に宿る。  その尊き(しるし)は、命あるもの全てに与えられる。  ヒトも人も、神の手中と(ささや)くように。  抗うか否か、救いを得るか。その運命すら神の配剤だろうか。  ただ皆人は、在るがままに。  それこそ「(しん)」で、また「(しん)」なのだから――
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