吾輩は小学一年生である~算数編~

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「だが、市川女史よ。もしその中にHBのエンピツが紛れ込んでいたら、どうなるのだ?」  吾輩の質問に、市川女史は眉毛をひくつかせながらこう言った。 「どうもしません。大事に使ってください」 「あい、わかった」  ふむ、もったいない精神というやつか。  日本の美学だな。  HBは薄くて苦手なのだが、大事に使おう。  そう思った吾輩であった。  ……あ、あれ?  3+3の答えがまたわからなくなったぞ?  むむ?
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