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そして、6月になった今。
あのときの静けさと、みんなの表情は今でも私の目と耳にこびりついている。高校生になって、その友人たちとは高校がわかれ、もう連絡をとっていない。
今でもふざける努力はしているが、ふざけた言動や行動を思いついた時には、もうそれに適した時が過ぎていることが多い。
しかし、一ついい意味で気づいたことがある。
それは、クラスの女子が、時々ふざける力があるかどうかのテストをしているということ。
それは突然訪れる。
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音楽の授業で、歌のテストをしていた時のことだ。みんなの前で歌を歌い終え、ホッと一息ついた時だった。
「優香ちゃぁ～ん！！」
まるで、アイドルにあった時のように、顔いっぱいの笑顔でその女子は両手を振っていた。
そこで私はアイドルになりきって、
「は～い」
と両手を振って....
言うべきだったのだ。
けど実際は、
「やっほー。」
と半分棒読みで片手を挙げて言うという、いたって普通のことを普通にして、さっさと席についてしまった。
アイドルになりきる、というふざけを思いついたのは、席について30秒くらい後のことだった....
ま、まぁ、過去のことはともかく、そのようなことがわかっただけいいことだ。(うん、そういうことにしよう...)
そ・こ・で だ。私は、来週からもっとがんばることにきめた。学校にも少しずつ慣れてきた今がちょうど良いのだと思う。
ということで、私、来週から、バカになります！！
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