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受付で名乗ったら、少しの沈黙の後に「もう決まってしまって……」って明らかに嘘ぉぉ!!
そんな事を繰り返し、アパート付近の資格・経験不問の会社は全滅。どんどん目減りする通帳残高。
これは本格的にヤバいと思い、ついに頑張って隣駅にまで面接に行ったその日。
珍しくちゃんと面接をしてくれたのは、隣駅に隣接するスーパー。サービスカウンターを募集しているようです。でもサービスカウンターって何をするの?
なんて聞ける訳もなく、淡々と進む面接。面接官は店長代理という綺麗なおばちゃん。
綺麗だなぁなんて思いつつ、どうせ落ちるんだろうと適当な受け答え。
「ごめんなさいね。今回は採用を見送らせていただきます」
もうね、後日連絡とかじゃなく、その場で落とされてしまうのにも慣れてしまう私。
「……はい……分かりまし……たぅっ!!??」
ビリッ!!!!
立ち上がり、お辞儀をしようとした瞬間、スカートの縫い目が裂けました……。横からパンツもストッキングも丸見え……。色気も素っ気もない私のベージュのパンツが、ストッキングと同化して履いてない人みたいになってしまったのです……。
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