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私の発言に笑いが起きます。
「こ奴らは?」
そう言い、萌さんとユキさんを指差します。
「セクシーボンバーとクールビューティー」
ぬんさんは笑いのツボにハマったらしく、声を上げて笑っています。
「ではワシは?」
涙を拭いながら、まだ笑いの治まらないぬんさんは私に聞きました。
「イケメンダンディー!」
ぬんさんポカーン。他、全員爆笑。ユキさんまで口を開けて笑っています!
「いやぁ面白い子じゃのう!記憶を消したくはないのう。この子じゃったら受け入れてくれると思うがのう?」
ぬんさんはみんなに問いかけるけど、今サラリと記憶を消すとか言ってたような……。
「百合子と言ったか?ワシらはな、妖怪じゃ」
「はへ!?妖怪!?……妖怪……妖怪……もしかして……萌さんって……玉藻前……」
妖怪だ、なんて言われても信じられないけど、妖怪話が好きな私は話しに乗ってしまいます。
「じゃあユキさんは……雪女??え?じゃああちらの二人は赤い男性と青い女性だから……なまはげ??」
一人盛り上がっていましたが、全員シーンとしています……しまった……オタクがバレた……
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