面接?

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「そしてあちらこちらを転々としているうちに、たまたま近くにいた萌とワシが妖力を感じ近づいたんじゃ。話しを聞けばみんなと旅をしておると言うからな。面白そうじゃから、ワシらも付いて行ったんじゃ」 スケールがデカい話だよ……。 「そのまま全国を転々としていたが、ワシと萌のせいか他の妖怪は住もうとはしなくてのう。そんなある日ここの場所に着いた時じゃった」 超メジャー妖怪ですもんね……。 「迷い家から出ると一人の小童(こわっぱ)がおった。そ奴も純粋な心の持ち主で、ワシらが見えておった」 そ奴「も」って私もですか!?と聞けない私。 「わらしともすぐに仲良くなってのう。そしてここは自分の山だから、ここに住めと言うんじゃ」 山を持ってる子供って一体…… 「人も来ないしいいだろうと言う押しに負けてな。ワシらはここに住んでおる。しかし人間は土地を持っているだけで金が必要なのだろう?ワシらには必要ないから知らなかったが、それを知って申し訳なく思ってのう」 確かに固定資産税とかかかりますもんね……。私もニートの間の税金はきっと親が払ってたんだろうな……私も一緒に申し訳ない気持ちになった。
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