自己紹介

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そのまま数年。立て続けに何件かの「結婚します」の報告。お友達だった子達です。私にとっては痛恨の一撃、二撃……オーバーキル。 もう何年も外に出ていないニートは、御祝儀だって用意できないしパーティードレスだって持っていない……馬鹿な私はそれを完全無視し逃げました。布団の中へ。 結果、お友達すらいなくなりました。 転機は今年のお正月。一つ年下の弟が神妙な面持ちで帰って来ました。ちなみにこの弟、いわゆるエリート街道まっしぐらのリア充です。 夜、聞こえてしまったんです……。 『今すぐにでも結婚したい人がいる。けど、あんな姉ちゃんいたら破談になってしまう。親父、何とかしてくれ!』 ってね。 弟まで結婚とか……一周まわって大草原不可避。 毎日ビクビクしながらも知らないフリをしていたある日、ついにお父さんに呼ばれました。 『もう限界だ。この家から出て行け!住む場所も、三ヶ月は暮らせる資金も用意した。これが限度だ。仕事を探して自立しろ』 私に激甘なお母さんも一緒に怒られ、私は翌日隣町のボロアパートに強制的に連れて行かれました。 お母さんはこっそりと、面接用のスーツを一式買ってくれました。
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