第一章:災厄

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グラン「僕・・・怖いけど絶対ハンターになる・・・」 グランはプルプルと震える手でダンの服の裾を掴んで言った。 ダンはグランの頭を撫で言った。 ダン「グラン・・・明日からは本格的な稽古をするぞ?お前を立派なハンターにする為にな」 グランは頷きながら運ばれてきたハンターをジっと見ていた。 そのとき村の警告を知らせる鐘が鳴った。 カーンカーンカーン! 「モッ!モンスターだ!モンスターが村に向かってきたぞ!ハンターは戦闘準備に入れ!その他の物は直ちに家に隠れろ!」 鐘の音が鳴り響き村全体に響き渡り、様々な家からハンターが自分の得物を持って出てきた。 ダン「父さんに任せておけ!クリスティーン!グランを頼んだぞ!」 そして、ダンもグランとクリスティーンを家に帰し得物を担いで走っていく。 クリスティーン「グラン!こっちへいらっしゃい!」 クリスティーンはグランの手を引き地下にあるシェルターにグランと共に入っていく。 グラン「お父さんなら必ずモンスターをやっつけてくれるよね!?お母さん!?」 グランは震えながらクリスティーンに言った。 クリスティーンは静かに頷きグランを抱きしめた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー そのころ村のハンターが総出で村に攻めてきたモンスターと戦いを繰り広げようとしていた。だが、村にいたハンターはそのモンスターを見て驚愕した。 そのモンスターは山のように巨大で今までこんなモンスターがいるという報告を受けたことがないハンターは驚愕した。 顎から突き出た牙と背中に生えた無数のトゲが見るものを威圧する。 そんなモンスターに一人のハンターが弓を放つがその頑強な甲殻に矢は弾かれてしまった。 するとそのモンスターはそのハンターの方を見ると息を吸い込み勢いよく吐き出すと、音波のようなブレスを放ってきた。 ハンターは無残にも吹き飛ばされ、動かなくなってしまった。 その様子を見ていた他のハンターは恐れ逃げていくものがいるほどの始末である。 巨大なモンスターは次々に家屋を踏みつぶしていき止められるハンターがいないと思ったその時、横から巨大なモンスターの目に斬撃を浴びせたハンターがいた。
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