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「怪我は?」
「ねーよ」
「大国さんも?」
「ない。それにしても、迦具土……弱っ!」
「煩い!相性が悪かったんだ……あっちは水、俺は炎。炎で形どった剣では部も悪い」
「腕がなまっただけだろう?」
「あ、あのー?」
「おお、話は帰ってから。俺に触れろ。家まで送る」
肩に触れると、目の前は家の門だったので、三人で家に入った瞬間、祖母に手洗いとうがい!と言われ洗面所へ。
思いっきり神様スタイルの大国さんの手洗いとうがい姿……写真に収めたい!
でも写るのかな?
「さあさ、冷たいお茶でも飲んでゆっくりとしてくださいな」
婆ちゃんだけが呑気にしているように見えるが、かなり心配したのだろう。
エプロンの裾がクシャクシャになっている。
ごめん、婆ちゃん……心配させて……
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